こんにちは
福井に1人しかいない
ニューヨークで 宝石鑑定士&
東京で パールのシニアアドバイザーを取得。
宝石輸入製造業10年のキャリアがあり
これまで延べ10万個以上の
ダイヤ・真珠を見続けてきたジュエリーのプロが
高品質・相場より安い問屋価格で
素材・品質・デザインにこだわったジュエリー。
おもてなしの精神でお客様とかかわり
最高のご提案・ご満足を頂く
福井裁判所近く ジュエリー土屋です。（予約制）
今日は真珠の「照り（テリ）」について話します
はじめての方は
真珠の「照り（テリ）」は真珠の「巻き（マキ）」と
密接な関係にあるので
まず こちらを読むとわかりやすいです。
真珠の「照り（テリ）」とは
真珠のもつ輝き さらに言うと
真珠が反射する光の質を言います。
「照り（テリ）」の良い真珠は
光の反射が明るくシャープですが
テリの劣る真珠は
反射が弱く ぼんやりと鈍いものになります。
この「照り（テリ）」の差は
真珠層の厚さや均一性 光の透過性などの
真珠層の質で決まります。
真珠層の薄いモノでも
かなり「照り（テリ）」の良い真珠もあります
しかしながら
そのテリは真珠特有の深みのある輝きとは
また 真珠層が厚くても
結晶の重なり「巻き（マキ）」が不規則・質が悪いと
良い「照り（テリ）」はでません。
前回もお話しましたが
この「巻き（マキ）」の質が良いほど
真珠の「照り（てり）」が良くなります♪
専門的ですが
「巻き（マキ）」の質が良いほど
光の反射・屈折・干渉などの作用一定になるため
真珠独特の安定した
☆とても良いモノは 濡れたような
「照り（テリ）」や色が生まれます。
ちょっと話がずれますが
日本のアコヤ真珠の場合
冬に水温が下がると
薄くてきれいな真珠層の結晶が作られるので
真珠の「照り（テリ）」や色が格段に良くなります。
養殖業者は これを 『化粧巻き』と呼んで
真珠層がいちばん美しいこの時期に浜揚げします。
もう1つ 注意ポイントとして
最近では 薄巻きの真珠でも
「照り（テリ）」を良く見せるために
徹底して表面研磨されることがあります。
真珠の「照り（テリ）」に対する評価は
真珠の耐久性
つまり 十分な「巻き（マキ）」 0.4㎜以上 が
前提になります。
そこの見極めが真珠を購入されるお客様
以前に 真珠を仕入するお店の
こだわりや目利き・検品・信頼に繋がりますね。
説明が長くなりましたが
真珠の「照り（テリ）」に関しては
実際に テリ良し テリ悪 の真珠を
見て比べていただくのが
１番わかりやすいと思います。
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