こんにちは
福井に1人しかいない、ニューヨークで宝石鑑定士を取得、
東京で宝石輸入製造業10年のキャリアがあり、
これまで延べ10万個以上のダイヤモンドを見続けてきたジュエリーのプロが、
高品質・相場より安い問屋価格で婚約指輪・結婚指輪・真珠をご提案・ご満足頂く、
福井裁判所近く、ブライダルジュエリー専門店ジュエリー土屋です。(紹介予約制)
福井で見る・できる!!
10年・20年・30年後も輝く婚約指輪の為の賢くてお得なダイヤの選び方について
すこし、専門的なダイヤモンド(裸石)の説明を交えてながら書いていきます。
ダイヤモンドの価値・価格は、4Csの総合評価で決まります。
こちらが、日本を代表するダイヤの鑑定機関
中央宝石研究所の鑑定書です。
4Csとは、この左側に書いてある
カラット、カラー、クラリティ、カットのカテゴリーになり
ダイヤの質を評価していくグレードです。
さて、今回は、クラリティです♪
Clarity クラリティ
クラリティとは、ダイヤモンドの純度を表す基準のことです。
ダイヤモンドを10倍のルーペで拡大して見た時に、
表面にキズがなく、中に不純物が混ざっていないものこそ、
価値が高いダイヤモンドです。
もう少し、簡単にザックリ説明しますと、
FL,IF,VVS,VSクラスは、裸眼ではキズが見せません。
SIクラスは、かろうじて裸眼でキズが見える感じのものです。
Iクラスは、裸眼でキズが見えるものです。
(10倍のルーペで見た時のイメージです 赤い点がキズを表します)
さて、カラット・カラーの時と同じで、カラット・カラー・カットが同グレードの場合、
(FL・IFは余りマーケットに出回りませんので、割愛します)
VVS1とVVS2では、価格が約5%~約10%違います。
VVS2とVS1だと、約10%~15%、VS1とVS2だと、約5%~10%違います。
そして、ここポイントですが、VS2とSI1では、約20%~違ってきます。
SI1とSI2だと約5%~10% SI2とI1では、約20~
と、このように、徐々に値段が変わっていきます。
一般的には、VVS1~VS2、最近ではSI1までが、
ブライダルに相応しいグレードとされていますが、
その場合でも、たとえば、
VVS1で、1,000,000円のダイヤは、
SI1では、1,000,000円×0.93(VVS2)×0.875(VS1)×0.93(VS2)×0.8(SI1)=605,430円
位になり、このような価格の差が生まれてきます。
ここで、前回、前々回とのダイヤの大きさ、カラーを比べた画像を
もう一度見てみましょう♪
左から1カラット・0.7カラット・0.5カラット・0.4カラット・0.3カラット・0.2カラット
の順に並んでいますが、クラリティの違いわかりますか???
正解は、VS1(1カラット)・VS2(0.7カラット)・VS1(0.5カラット)・
SI1(0.4カラット)・VVS2(0.3カラット)・SI2(0.2カラット)の順に並んでいます。
最初にもお話しましたが、クラリティのグレーディングは、
「ダイヤモンドを10倍のルーペで拡大して見た時」が、基準になっています。
なので、裸眼でFL・IF・VVSクラス・VSクラスを見分けることはプロでも困難です。
SIクラスも一般の方では、裸眼で見分けることは、難しいです。
ましてや、1カラットの大きさのダイヤではなく、
0.2カラット0.3カラットのダイヤモンドのクラリティを見分けるのは至難の業です。
また、厳密にいえば、ダイヤモンドの傷はその輝きに影響をあたえるのですが
それを見分けるのも中々困難なのではないでしょうか?
それでも、先ほどのVVS1とSI1を比較のように、価格は何割も変わります。
それを含めた上で、ダイヤのクラリティ グレードは、
カラー グレードーと同じく、重視すべきものなのでしょうか??
僕の個人的な意見では、SI1以上、もしくは、キレイなSI2であれば、
VSクラスと遜色がないで、クラリティに余りこだわる必要もないのかなと思います。
しかしながら、最近では、VSクラスにおとらない
キレイなSIクラスのダイヤが少なくなっていて、値段が上がり、
どこのお店も仕入れが難しくなってきているのが実情です。
次回は、カット グレードについてお話しますね♪