こんにちは
福井に1人しかいない、ニューヨークで宝石鑑定士を取得、
東京で宝石輸入製造業10年のキャリアがあり、
これまで延べ10万個以上のダイヤモンドを見続けてきたジュエリーのプロが、
高品質・相場より安い問屋価格で婚約指輪・結婚指輪・真珠をご提案・ご満足頂く、
福井裁判所近く、ブライダルジュエリー専門店ジュエリー土屋です。(紹介予約制)
福井で見る・できる!!
10年・20年・30年後も輝く婚約指輪の為の賢いダイヤの選び方について
すこし、専門的なダイヤモンド(裸石)の説明を交えてながら書いていきます。
ダイヤモンドの価値・価格は、4Csの総合評価で決まります。
こちらが、日本を代表するダイヤの鑑定機関
中央宝石研究所の鑑定書です。
4Csとは、この左側に書いてある
カラット、カラー、クラリティ、カットのカテゴリーになり
ダイヤの質を評価していくグレードです。
さて、今回は、カットです♪
Cut カット
カットとは、ダイヤモンドの表面に施されたカット面のプロポーション
(正確なポジション・サイズ・角度)とフィニッシュ(研磨状態と対称性)の評価です。
カラット・カラー・クラリティ―のグレードは、天然の状態で評価がきまりますが、
カットだけが、唯一、人間の技術が関わるグレードとなります。
実は、ラウンドのダイヤモンドは、どうしたら輝くかの公式があります。
アイディアルシェイプ(理想の形)とでもいいましょうか。
これは、1919年に数学者でもあるマーセル・トルコウスキーによって発明された公式で、
90年以上たった今でも、最も重宝されています。
上記の図は最高グレード、エクセレントカットのダイヤのプロポーションです。
ダイヤモンドの直径を100%と仮定した場合、ダイヤの高さは約62%
クラウン(上半身)とパビリオン(下半身)の高さの割合は、
約 (16%) 1:2.7 (43.5%)
クラウンの角度は約35度 パビリオンの角度は約40.8度 などなど
この割合で、カットすれば、ダイヤモンドは、間違いなく輝きます。
ですから、いかにこのアイディアアル・シェイプ(理想的な形)に
近づけるか近いかが、カットグレードの基準になります♪
よりグレードの高いカットにする為には、
ダイヤの重さ大きさを削っていくことになります。
例えば、1.02カラットのベリーグットのダイヤモンドをエクセレントカットにしたい。
でも、エクセレントにするために削ることで、0.99cカラットになってしまう危険性がある。
という、とてもセンシティブなポイントになります。
ダイヤのカットグレードは、コンピュータによって
いかにアイディアㇽカットに近いものかを判断され、グレーディングされます。
Excellent エクセレント
Very Good ベリーグッド
Good グッド
Fair フェアー
Poor プアー
もちろん、カットの良いダイヤほど良く輝きます。
一般的には、ベリーグッド以上がブライダルに相応しいとされ、
最近では、エクセレントより上の、さら輝くとされる、
ハート&キューピット(下の写真参照)や トリプルエクセレントも人気です♪
さて、カラット・カラー・クラリティの時と同じで、
カラット・カラー・クラリティが同グレードの場合、
価格はどうなるのでしょう。
トリプルエクセレント&ハート&キューピッドとエクセレントでは、
約15%違います。エクセレントとベリーグッドだと、約10%違います
ベリーグッドとグットでも約10%、グッドとフェアーでは、約20%~30%違います。
上述した通り、ベリーグッド以上が、ブライダルに相応しいグレード
(僕自身もそう思います)
その場合、たとえば、
トリプルエクセレント&ハート&キューピッドで、1,000,000円のダイヤは、
ベリーグッドでは、1,000,000円×0.85(エクセレト)×0.9(ベリーグッド)=765,000円
位になり、このような価格の差が生まれます。
ここで、前回、前々回とのダイヤの大きさ、カラー、クラリティを比べた画像を
もう一度見てみましょう♪
左から1カラット・0.7カラット・0.5カラット・0.4カラット・0.3カラット・0.2カラット
の順に並んでいますが、カットの違いわかりますか???
正解は、3EX H&C(1カラット)・VG(0.7カラット)・3EX H&C(0.5カラット)
・3EX H&C(0.4カラット)・3EX H&C(0.3カラット)・3EX H&C(0.2カラット)の順です。
申し訳ございません。m(__)m
写真じゃ絶対わかりませんよね^^;
カットは、ダイヤモンド中で光を反射させて輝かせることですので、
実際にご覧いただかないとその違いはお伝えできません。
ただ、カラーやクラリティ-と違い、カットの違いは分かり易いです。
簡単にいうと、キラキラ度が違います♪
厳密にいうと、キラキラの細かさが違います♪
これまで、何百組という方に、実際にその違いを見て頂いてますが、
皆さんその違いを認識されています。
ですので、カットグレードは、ダイヤモンドの選ぶ際の重要なポイントだと思います。
次回は、これまでご説明してきた4Csを踏まえた上での
10年・20年・30年後も輝く婚約指輪の為のダイヤ選び方をご提案します♪